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e-TaxのID・パスワードの廃止と利用者識別番号

e-TaxのID・パスワードの廃止と利用者識別番号

みなさんこんにちは。

マジシャンです。

国税庁によるとe-Taxの新規のID・パスワードの発行が令和7年10月から廃止となるようです。ここでのID・パスワードというのは納税者がe-Taxを利用する際に取得する利用者識別番号とは別のものになります。

ID・パスワード方式と利用者識別番号の違い

  • 利用者識別番号:
    • e-Taxを利用するための最初の登録時に発行される16桁の番号です。
    • これは、e-Taxシステム内であなたを識別するためのもので、電子証明書方式、ID・パスワード方式のどちらを使う場合でも必要となります。
    • 例えるなら、e-Taxの「住所」のようなものです。
  • ID・パスワード方式:
    • 利用者識別番号を取得後、確定申告などの手続きを行う際に、マイナンバーカード(とICカードリーダライタ)がない場合に、税務署で本人確認を受けた上で発行されるIDとパスワードを使ってe-Taxにログインする方法です。
    • これは、e-Taxの「鍵」の一つ(簡易的な鍵)のようなものです。
    • マイナンバーカード方式に比べて、セキュリティレベルが低いとされています。

ID・パスワード方式の新規発行中止の影響

  • 令和7年10月以降は、ID・パスワード方式を新たに利用開始することができなくなります
  • 現在ID・パスワード方式を利用している場合は、当面の間は引き続き利用できますが、マイナンバーカード方式への移行が推奨されています。
  • ID・パスワード方式の廃止時期は未定です。

今後の方針

  • 今後は、ご自身で電子申告する場合にはマイナンバーカード方式がe-Tax利用の主流となります。
  • マイナンバーカードとICカードリーダライタを用意するか、スマートフォンにマイナポータルアプリをインストールして利用することを検討してください。

まとめ

  • 利用者識別番号はe-Taxを利用する上で必須の番号であり、ID・パスワード方式とは別のものです。
  • ID・パスワード方式は、マイナンバーカードがない場合の代替手段でしたが、セキュリティ上の理由から新規発行が中止されます。
  • 今後はマイナンバーカード方式への移行が推奨されます。
  • 税理士が税務代理でe-Tax送信を行う場合は、当面の間は従来通りです。ID・パスワード方式の新規発行中止は、あくまでも納税者自身がe-Taxを利用する場合に影響するものです。税理士が税務代理権限証書を提出し、税理士自身の電子証明書を使ってe-Tax送信を行う場合は変更はありません。
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