ひまわり

こんにちは、税理士法人YMG林会計本日のブログ担当です。
先日、新川帆立さんの『ひまわり』を読みました。
ある日事故に遭い、頸髄を損傷してしまったひまり。
リハビリを続けるも復職の夢は潰え、一念発起して弁護士を目指す。鉛筆も握れず、六法全書も開けない。
言葉のみを味方に、果たして司法試験を突破できるのか?「言葉は私の最後の砦。
言葉がある限り、私たちはつながれる」幻冬舎 新川帆立『ひまわり』
本屋さんで見かけたこちらのコピーに興味が沸き思わず手に取りました。
それまでバリバリに働いていた商社のキャリアウーマンである主人公は
突然交通事故に遭い、首から下がほとんど動かなくなってしまいます。
過酷なリハビリを続けても復職は認められず途方に暮れていたところ、
幼馴染の言葉がきかっけで弁護士を目指すことになるお話です。
頸損の人がどれほど辛く厳しいリハビリが必要になるのか
社会に出てどれだけ心身共に負担がかかるのか、
そして何も知識がないところから弁護士を目指すために
どのような過程でどんな勉強や試験が立ちはだかるのか……
私の全く知らない世界が広がっていて驚きの連続でした。
調べてみると著者の新川さんも弁護士であり、さらには
実在のモデルとなった弁護士の方もいらっしゃるそうです。
びっくりしてばかりです。
自分が生きていること、学ぶこと、働くこと
人の為に何ができるのかを考え、身体や頭を使うこと。
人生の根底にある「生きる力」を貰えるような、そんな小説でした。
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